鳥の学校

第 11 回テーマ別講習会: 高病原性鳥インフルエンザと野鳥~最近の情勢と野鳥調査者のための基礎知識

日程:2019 年 9 月 13 日(金)11:00~16:00

内容:高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)は日本では2004年に79年ぶりに山口県の養鶏場で発生して以来、断続的に発生しています。鳥インフルエンザウイルスはもともと野生の水鳥類を宿主とする病原性の低いウイルスですが、近年は野鳥のHPAI感染例が増加しており、ツル類や猛禽類など希少鳥類の死亡例もみられます。養鶏業を守るのはもちろんのこと、希少鳥類の保全のためにも、HPAIウイルスが野外に存在することを前提とした対応が求められます。本講習会では、野鳥と鳥インフルエンザに関わる最近の情勢やHPAI対策の取り組み、野鳥観察や捕獲の際にウイルスの運び屋にならないために気を付けたい点など、野鳥と接触する機会の多い鳥学会員として知っておきたいことを解説します。多くの会員の参加をお待ちしています。

会場:帝京科学大学 千住キャンパス

定員:60名程度

内容:
 金井 裕(日本野鳥の会)
  拡散!! H5Nx高病原性鳥インフルエンザ

 森口紗千子(日本獣医生命科学大学)
  国内の高病原性鳥インフルエンザ検査体制における現状と課題 -野鳥から動物園まで-

 安齊友巳(自然環境研究センター)
  鳥インフルエンザに対する野鳥の緊急調査 -調査の現場から-

 大沼 学(国立環境研究所)
  高病原性鳥インフルエンザウイルスの感受性種差を培養細胞で評価できるか?

 牛根奈々(日本獣医生命科学大学)
  フィールドでの注意点 -病原体に感染しないため、そして運び屋にならないために-

 原口優子(出水市ツル博物館クレインパークいずみ)
  出水市でツル類に発生した高病原性鳥インフルエンザの状況報告

参加申込・問合せ先:参加をご希望の方は、下記の申込先までメールでお申し込みください。
 吉田保志子 hyoshida@affrc.go.jp(鳥学会企画委員会)

参加申込締切:8月31日(土)
 参加者は日本鳥学会会員に限ります。非会員の方は開催までにご入会ください。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

本大会は、サントリーホールディングス株式会社、および株式会社モンベルの協賛をいただいています.